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2021.3.26
車のシートが汚れたら?シートの正しい清掃方法
シート汚れは一大事です。汚れたらすぐに対処しましょう。とはいえ、慌てて間違った方法をやってしまうと汚れが残ってしまうことがあります。この記事で各ケースに応じた掃除の方法をご紹介します。この記事を読んでいるということは、今この瞬間にトラブルが発生している方も多いと思います。早めに対処してシートを綺麗にしていきましょう。
先に要点をまとめておきます。該当する汚れと対処法を確認してください。
詳しい方法はこの後に解説します。
液体汚れなら・・・乾いたティッシュやタオルで叩いて吸わせる
油性汚れには・・・食器用の中性洗剤、メイク落としを付けて乾拭き
匂いを取るなら・・重曹を敷き詰めて数時間放置、その後掃除機で吸い取る
タンパク質には・・酵素系漂白剤を含ませた濡れタオルで優しく擦る
粘着物の除去・・・冷やすか、油で取る
※注意事項:強く擦らないこと。汚れを取ったら乾燥させること。
乾いたタオルやティッシュでトントントン・・・と叩くようにします。ゴシゴシ擦ってしまうと汚れが奥まで入ってしまうので、タオルやティッシュに吸わせるように叩いていきます。こぼしたらすぐに拭き取った方が汚れは落としやすいです。
しつこい汚れには食器用の中性洗剤を使います。蒸らしたタオルに少し中性洗剤を垂らして、外側から内側にトントントンと叩いていきます。蒸しタオルが難しい場合は水をためた桶に中性洗剤を少量垂らして洗浄液を作り、そこにタオルを浸して落としていけばOKです。汚れが落ちたら乾いたタオルやティッシュで水気を取るか、ドライヤーなどで乾かして完了です。
時間が経ってしまった場合は酵素系漂白剤が効果的です。中性洗剤の時と同様に蒸らしたタオルに酵素系漂白剤を少し垂らします。落としたら乾拭きして完了です。塩素系漂白剤を使ってしまうと強すぎてシート部分が白く変色してしまう恐れがあります。使用前に酵素系漂白剤であるかよく確認してから実施するようにしてください。
子どもやペットなどが車内で粗相をしてしまったら、まず汚物をビニール袋やウエットティッシュ、タオルなどを使って取り除きます。この時もシートを押したりゴシゴシ擦ってしまうと汚れが取れにくくなるので注意しましょう。
その後、蒸しタオルに中性洗剤を2,3滴垂らしてトントントンと叩いていきます。汚れが落ちるまで丹念に繰り返し、落としきったら乾拭きまたはドライヤーで乾燥させます。
ニオイが残っている場合は重曹を使いましょう。重曹はアルカリ性なので吐瀉物などの酸性汚れを分解し消臭します。気になる箇所に重曹を撒いて、数時間ほど置いておきます。気になる箇所が見えなくなるくらいまで重曹を敷き詰めてください。その後、掃除機などで重曹を吸い取ったら乾拭きをして完了です。
タバコのヤニが気になる場合も車内に重曹を撒いて、数時間に吸い取ればニオイが軽減されます。重曹は家の汚れにも活用できるので1つ持っておくと、いざと言う時に頼りになります。
厄介なのがミルクや血液などの汚れです。一度ついてしまうとなかなか取れず、時間が経つと固まってしまうので難しい相手です。こうした汚れは液体に加えてタンパク質が残ります。
おすすめは酵素系漂白剤です。硬く絞ったタオルや蒸しタオルに酵素系漂白剤を少しつけて、他と同様にトントントンと叩いたり、強すぎない程度に擦ったりしていきます。汚れが落ちたら乾拭きまたはドライヤーで乾燥させます。
パウダーファンデーションは粉末なので、まずは掃除機で大きな汚れを吸い取ります。残りは歯ブラシでトントントンと叩いて浮き上がらせながら掃除機を当てて吸い取っていきます。あとはティッシュなどでサッと掃くように乾拭きしたら完了です。
リキッドファンデーションやパウダーが残った場合、口紅や日焼け止めなどがついてしまった場合はメイク落としを活用しましょう。ジェルなら気になる箇所に塗って、布やコットンなどで優しく拭き取ります。シートならトントントンと叩いて使います。これを汚れが落ちるまで繰り返していきます。汚れが落ちたら今度はメイク落としの成分を落としたいので、硬く絞ったタオルなどで水拭きし、その後で乾拭きまたはドライヤーで乾燥させます。
ガムは油を使うと簡単に取ることができます。サラダ油やオリーブオイルなどを歯ブラシや手に少し付けて優しく擦ってください。細かなカスが気になる時はガムテープなどにくっつけてしまうと効果的です。
また、ガムは冷えると粘着性が弱まるので、氷などで5分程度冷やしてから作業を行うとより除去しやすくなります。乾いたガムは掃除機やガムテープで取っていきます。
油を使った場合、ガムを取った後に油分が残ってしまう可能性があります。その時は食器用の中性洗剤で落とします。硬く絞ったタオルなどに中性洗剤を数滴垂らしてトントントンと叩いて、落としきったら乾拭きまたはドライヤーで乾燥させてください。
合成皮革や本革シートの場合は、すぐにはシートに浸透しにくい特徴があります。ティッシュや乾いたタオルなどで水分を拭き取れば、ある程度の汚れは綺麗になります。
ただし、拭き取っただけでは取れなかった汚れについては、専用の洗剤を購入して落とすようにしてください。合成皮革や本革は繊細なので、ゴシゴシ擦ったり専用でない洗剤を使ったりすると簡単に傷んでしまいます。
今回ご紹介した方法でも汚れを落としきれなかった場合は、無理に自分だけで解決しようとするのは危険です。シートを余計に汚してしまったり傷つけてしまったりする恐れがあります。カーディーラーや自動車整備工場、自動車板金塗装会社が提供しているシートクリーニングを依頼すると綺麗に仕上げてくれます。ここでご紹介した方法はあくまで応急処置なので、元通りに綺麗にしたい方もシートクリーニングを利用してみてください。
車内にティッシュやウエットティッシュなどを常備しておくと便利です。水分をすぐに拭き取れるので汚れを軽減できます。車専用のシートカバーや防水スプレーを利用するのも有効な対策になります。もしもの時もできる限り冷静に対処して、車内を清潔に保っていきましょう。
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