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2021.2.3
自宅での洗車方法を車のプロが動画付きで徹底解説!
最近洗車してますか? 洗車機を利用すると楽ですが、たまには自分の手で洗ってみるとより自分の車に愛着が持てるようになるかもしれません。 実は、傷をつけず綺麗に仕上げるには手洗い洗車が最もおすすめです。 そこで、今回はこのブログを運営するCarfe社長自らが一肌脱ぎ、手洗い洗車の方法をお伝えします! ご家庭で身近にあるものを使用し、いくつかポイントを押さえてご紹介します。 慣れない動画撮影も頑張りました。 ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
洗車に適しているのは日が出ていない曇りの日です。 日向や気温が高い日はすぐに泡が乾いてしまうので、かえって汚れが残りやすくなってしまいます。 晴れている日なら日陰や涼しい朝方や夕方で行いましょう。 どうしても日を受けてしまう場合や暑い日は1パーツ毎にシャンプーとすすぎを繰り返しすばやく行いましょう。 また風が強い日は砂やホコリを受けやすいので適しません。
洗車の頻度は1ヶ月に1回が目安です。 しかし鳥のフンや泥を受けた時や、雪道や海沿い、冬の高速道路を走った後などは注意です。 鳥のフンや雪道や海沿いの塩が塗装を傷つける恐れがあります。 こまめに洗車することをおすすめします。
まず洗車に使う道具を揃えましょう。
・カーシャンプー(今回はワックス入りタイプ)
・洗車スポンジ
・洗車ブラシ(やわらかめ)
・マイクロファイバークロス
いずれもホームセンターなどで購入できます。
洗車の服装は、傷の原因を作らない配慮が最も重要です。ファスナーやベルト、アクセサリーや腕時計などをつけたまま洗車すると車に当たり、傷を作る恐れがあります。また、水や汚れがはねるので汚れても良い服装を選びましょう。
↓服装はこんな感じ
さあ、ではここから実際に洗車していきましょう。まずは上から下へ、たっぷりの水で洗っていきます。ホースはシャワーモードを使ってください。鳥のフンや泥などの大きな汚れはこの段階でしっかり落とし切りましょう。洗車傷の大きな原因はボディに付着した砂利や泥です。たっぷりの水で水洗いすることで洗車傷を防ぎ、スポンジも汚さずに済みます。
この際、ワイパーは立てた状態でシャワーします。立てた状態の方がワイパーに水や汚れが残らず、ワイパー自体も綺麗にできます。
↓ワイパーは上げましょう。
ボンネットの中(エンジンルーム)も定期的に洗えると良いです。エンジンルームはバッテリーなど電気系統の部品がたくさんあるので、バケツなどで勢いよく水をかけてしまうと故障の原因になります。シャワーや霧吹きなどを使用し、電気系統にはビニール袋や養生を施しましょう。
ボンネットを開けたら周りの溝の部分も洗いましょう。ワイパーの根元部分やボンネットの周りにも砂や泥などが入って意外と汚れやすいところです。なお、動画では電気系統に多少水がかかっていますが、多少は問題ありません。最近のものはある程度耐水性があるので、万が一水をかけてしまっても焦る必要はありません。
↓黄色い丸の辺りはなるべく水をかけない
↓溝の部分が特に汚れがたまりやすいので念入りに。
水洗いできたらカーシャンプーで洗浄していきます。バケツに先にカーシャンプーを入れて、ジェット水流で希釈させていくとよく泡立ちます。カーシャンプーはこの泡が大事なので面倒くさくてもしっかり泡立てましょう。カーシャンプーは製品の裏面に記載されている使用方法をよく読み、使用方法に従って使用してください。
↓スポンジを揉んで泡立ててもOK。とにかく泡が重要。
よく泡立てたらスポンジに取って、やさしくボディを洗っていきます。ゴシゴシと力いっぱいやると傷を作る恐れがあるので、表面を撫でるようにやさしく拭き上げしましょう。ボディは上から下へ洗うと効率的です。汚れを下に落としていくイメージでやりましょう。窓やドアが開いていないか確認してください。ワゴンタイプの車は背が高いので脚立を使って効率よく洗っていきましょう。晴れた日や夏の暑い日などは乾きやすいのでスピーディーに、1パーツごとに洗うようにしてください。まとめてシャンプーして、まとめてすすいで、とやってしまうと洗剤を含んだ水分が蒸発しシミの原因になってしまいます。
サイドミラーや給油口、ドアバイザー(左右の窓にある小さな屋根のような部分)の表裏などの細かな部分も忘れずに洗ってください。また、できればドアを開けた部分も洗えると良いです。ドアの隙間や鍵の部分も汚れがたまります。大きなスポンジでは洗いにくい部分はちぎったスポンジや歯ブラシを使うと便利です。細かい部分はシャンプーをしたら霧吹きや固く絞ったタオルなどで拭き取りましょう。
タイヤ周りやホイールの汚れも洗い流していきましょう。この辺りはブレーキダストなどで特に汚れやすい部分です。またハネやすいところでもあるのでボディを洗い始める前にしっかり水洗いした方が良いです。まずはタイヤの裏側のタイヤハウスと呼ばれるところから。タイヤハウスを洗ったらタイヤ・ホイールと洗っていきましょう。ホイールの奥はブレーキローターなどの錆びやすい部品があるので、ホイール部分は水勢を抑えてシャワーモードで優しく洗うようにします。
基本的には柔らかい洗車ブラシで洗って、ナットなどの細かい部分はちぎったスポンジや歯ブラシなどで洗います。洗浄したらすぐに水で洗い流してください。タイヤはゴム製品なので長時間放置すると劣化を早めてしまいます。1本ずつすすいで、タイヤの溝などの細かな部分も入念に流してください。
・すすぎも奥までしっかりすすいでください。
シャンプーで洗い終わったら水でしっかり洗い流します。泡が残ってしまうと水アカの原因になり綺麗にした甲斐がなくなります。水はシャワーモードでやさしく洗い流してください。これも最初と同様に上から下へ流していきます。
乾く前に拭き上げを行います。水道水には塩素やカルシウムなどが含まれていて、これが車体に残ると水アカになったり塗装が剥がれる原因になったりします。特に日差しが強い日や暑い日はすぐに乾いてしまうのですばやく行いましょう。
マイクロファイバークロスは吸水性に優れ水を吸い取りやすいのでおすすめです。クロスは乾いたままではなく軽く絞った状態で使います。これも洗い流した時と同様に上から下へ拭いていきます。拭き上げは一方向に、軽く滑らせるイメージで拭き取ります。
↓上から下へ。力は入れません。
窓枠やドア、バックドアなどの隙間も水が残りやすいので忘れずに拭いていきましょう。
↓ドアの隙間は丁寧に。
↓バックドアも忘れずに
タイヤやホイールを拭くと汚れやすいので、ボディを拭くクロスとタイヤやホイールを拭くクロスは分けた方が良いです。クロスが汚れてきたらこまめに洗って綺麗な状態で拭き取りましょう。
エンジンルームはクロスなどで水分を拭き取った後、エンジンをかけて5分ほどアイドリングしておけば乾燥します。放置すると腐食の原因になりますので忘れずに行ってください。
最後に車内の窓を拭きます。綺麗な方のクロスを固く絞って拭いていきましょう。こちらも一方向に拭いていくとムラが出にくくなります。車内が気になる方はフロアマットやチャイルドシートを外し、掃除機で汚れを吸い取りましょう。
ここまでできたら、自宅での洗車は完了です!お疲れ様でした!
汚れが気になった時が洗車のタイミングです。難しい作業はないので、ぜひ週末などにチャレンジしてみてください。道具はカー用品店やホームセンターなどで購入できます。分からないことがあれば店員さんに尋ねれば対応してくれますからご安心を。自分でやるのは手間で、本格的にしっかり洗車したい方は、お近くの自動車整備工場、自動車鈑金塗装会社、ディーラーなどにご相談ください。
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