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2021.3.23

コーティング車の洗浄方法!長持ちさせる秘訣

「ガラスコーティングをしたから洗わなくて良いんだ!」・・・なんて勘違いしていませんか?プロが施したガラスコーティングは耐久性に優れ、愛車を綺麗に保つにはメリットが非常に大きいものです。しかし、だからといって全く洗車しなくて良い!というわけではありません。定期的に洗車していたとしても、間違った洗車方法を行っていた場合、コーティングの機能を損ねてしまうだけでなく、塗装部分まで傷つけてしまい余計な費用が発生する可能性もあります。

この記事ではコーティングを施した車の、その後のケアの方法についてお伝えしていきます。せっかくカッコイイ愛車にコーティングを施したのですから、正しいケアを行って綺麗な状態を長く保てるようにしていきましょう。

コーティングをしておくと水洗いだけで【ある程度の】汚れは落とせる

ガラスコーティングやポリマーコーティングを施しておくと洗車の手間が減ることは事実です。塵やホコリ、花粉などはコーティングした表面に浮いた状態になるため、雨や水洗いでサッと流すだけで綺麗になります。また、コーティングはキズや紫外線、熱からも車を保護し、塗装を守る効果が期待されています。

ただし、コーティングでも万全とは言えません。頑固な泥や鳥の糞、洗剤の洗い残しなどが残っているとコーティングの被膜が劣化し、コーティングの機能が失われてしまいます。放置しておくとカッコ悪いですし、時間が経つと乾燥して余計に取りにくくなります。コーティングを施した後でもこうした汚れは早めに取り除くようにしましょう。

カーシャンプーを使えば摩擦が減り優しく洗車できる

コーティング施工車であっても、しつこい汚れはシャンプーを使って洗い流してください。カーシャンプーを使うメリットは洗剤の泡で汚れが落ちやすくなることと、スポンジとボディとの摩擦を減らし優しく洗えるようになることです。ゴシゴシと力いっぱい擦ってしまうとコーティングの機能が弱まってしまうので、撫でるように優しく洗うのがポイントです。

なお、カーシャンプーはワックス付きやコンパウンド(研磨剤)付きのものは避けてください。撥水効果や水垢取りを謳ったシャンプーは注意です。コーティングの被膜が劣化し汚れの原因になります。

コーティング施工車を洗車する時の注意事項

間違った方法で洗車をするとコーティングが剥がれてしまうだけでなく、かえって余計に汚くなってしまうこともあります。せっかくの洗車作業がムダになってしまいますから、正しい方法で車を守っていきましょう。

1.洗車機はなるべく控える

最近の洗車機はゴム製ブラシになっているので、昔ほどは洗車キズがつかないようになっています。1度や2度やった程度では極端なキズにはならないので、すぐに洗車したい場合は使用しても構いません。とはいえ何度も洗車機を使うと摩擦によってコーティングが剥がれ劣化につながります。また、ワックス付きのシャンプーで洗車をするとコーティングの被膜が劣化してしまうので注意が必要です。たまに井戸水を謳った洗車機がありますが、こちらも要注意です。井戸水にはミネラルなどが多く含まれており、車にとっては不純物でしかありません。シミになりやすく落としにくいので絶対に避けましょう。

洗車機でも、ブラシを使わないノンブラシ洗車機であれば安心です。ノンブラシ洗車は強い水圧をかけて洗車するタイプで、ブラシによる摩擦がないのでコーティングが剥がれる心配がありません。同様の理由でコイン洗車場などに設置されている高圧洗浄機もおすすめです。高圧洗浄機の場合、ホイール周りなどの洗車機では難しい箇所を念入りに洗えます。高圧洗浄機は洗車だけでなく壁や床なども綺麗にできますので、余裕がある方は自宅用に1つ持っておくと便利です。

2.コーティング後のワックスは不要

コーティング後のワックスは必要ありません。コーティング施工後のワックスについては賛否あるのですが、「やらなくて良い」というのが良い解釈です。コーティング自体がそもそも塗装を守る身代わりのようなもので、コーティング自体の劣化や損傷は想定されたものです。そこに「コーティングを守るために」ワックスを施すのは過剰であり、コーティングの本来の目的を踏まえると必要ないのです。

3.炎天下や気温が高い時に洗車しない

日中の暑い時間帯などでは、洗車中の水が乾きやすくなります。洗剤や水道に含まれるミネラルが乾いてしまうとシミになりやすく、非常に厄介です。お風呂のガラスのような白いシミになるので洗車前よりも汚くなってしまう恐れもあります。朝夕の涼しい時間帯や日差しの少ない曇りの日などで洗車するようにしましょう。どうしてもその日に洗車しなければならない場合はボディの面ごとに洗車→水洗い→拭き上げを細かく行って洗剤や水滴が残らないように配慮しましょう。

コーティング施工車は手洗い洗車がおすすめ!

コーティング施工車でも、施工していない車でも、手洗い洗車が最も理想的です。キズを付けにくく、洗車機では届かない細かい部分まで洗えるので愛車をより綺麗に保つことができます。具体的な洗車方法については別の記事で詳しくお伝えしていますので、ぜひそちらもご覧ください。

→自宅での洗車方法をプロが動画付きで徹底解説!

コーティングを施したとしても、洗車のミスや事故などでボディが傷ついてしまうことがあります。その場合は自分で解決しようとせず、お近くのカーディーラーや自動車整備工場、自動車板金塗装会社などにご相談ください。放置しておくと余計にダメージが広がり費用がかさむことになりますので、トラブルが起きたらできるだけ早く対処することをおすすめします。

愛車をいつまでも綺麗に保つためには、コーティングを施した後も丁寧なケアが不可欠です。汚れやキズの定期的なチェックと、こまめな洗車を心がけて、車を正しく守っていきましょう。

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