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2021.2.18
車の雪下ろしの方法!効率的に雪を落とすには
車に雪が積もると雪下ろしが必要になります。雪国だけでなく都心部でも年に一度や二度に積雪がありますから注意しなければなりません。
しかし、無闇に落とそうとすると車に傷を作ってしまう恐れがあります。そこでこの記事では慣れない方でも上手に雪下ろしする方法についてお伝えしていきます。難しくはありませんが下手にやると車を傷つけてしまう可能性もあるので油断は禁物です。また、積雪ならではの注意事項もあるので合わせてご確認ください。
まず雪下ろしのための道具を揃えましょう。
・スノーブラシ
・スコップ
・防寒着(できれば防水)
スノーブラシは車に積もった雪を落とすため、スコップは落とした雪を移動させるために使います。スノーブラシは先端がブラシとゴムベラになっていて、それぞれ場面に応じて使い分けていきます。スノーブラシ用のカバーが市販されているので車を傷つけたくない方はおすすめです。
スノーブラシの他には「スノースクレイパー」というものがあります。こちらは車についた霜などを取り除くもので、スノーブラシの柄の部分に付いていることもあります。道具がない場合はやわらかめのブラシを使うか、最悪の場合は素手を使っても構いません。
さて、道具が揃ったら早速作業を始めましょう。雪下ろしのポイントは「車の横に落とすこと」。車の前に落とすと車が発進できなくなります。後ろに落とすとマフラーに雪がかかってしまいます。マフラーに雪がかかったままエンジンを掛けると車内にガスが溜まり一酸化炭素中毒になる危険があります。ルーフから前後に落としてもトランクやボンネットの上に移動するだけで余計な手間もかかります。また、基本的には上から下へ落としていくようにしましょう。
最初にワイパーを上げておきましょう。下げたままだと落とした雪にワイパーが埋もれて見えなくなってしまいますし、横方向に使うブラシでワイパーを傷を付ける恐れがあります。ワイパーを上げておくと雪かきしやすくなります。また、作業中はワイパーの先端に注意してください。
スノーブラシのゴムの部分を使って、雪を横に落としていきます。ルーフの奥から手前に引いて足元に雪を落とします。この際にブラシがボディに触れてしまうと塗装を剥がしてしまうので、スノーブラシが直接触れない程度に落としていきましょう。
屋根の雪は必ずしっかり落としきるようにしてください。屋根に雪を残したまま走行するとブレーキの際に屋根の雪がフロントガラスにすべり落ち視界を遮ってしまう恐れがあります。
次にフロントやリアの雪も落としていきます。ゴムの部分でボディを傷つけないように雪を押して落とします。雪はなるべく横に落とすようにします。前に落ちると発進しづらくなり、後ろに落ちるとマフラーを塞いでしまう恐れがあります。車の前後にある雪はスコップで邪魔にならない場所に移動させましょう。
ある程度雪を落としたらエンジンを掛けて車体を温めます。エンジンを掛ける前にはマフラーに雪が詰まっていないか確認してください。マフラーに雪が詰まっていると車内にガスが溜まり一酸化炭素になる恐れがあります。
車の暖房を付けて、曇り止めのデフロスターやデフォッガーを使いましょう。温泉マークに似たマークで、扇形に3本の矢印があるのがデフロスターで、四角形に3本の矢印があるのがデフォッガーです。デフロスターには「FRONT」、デフォッガーには「REAR」と書かれていることもあります。この2つが窓に熱を送るので雪が溶けやすくなります。
ドアが凍っている場合は無理にこじ開けようとせず、ゆっくり開けましょう。どうしても開かない場合はお湯で氷を溶かします。
車が温まってきたらスノーブラシのブラシ部分で残りの雪を落としていきます。ボディを傷つけないように優しく押しながら雪を落とします。ライトやウインカー部分の雪もしっかり落としましょう。完璧に落としきりたいかもしれませんが、傷を付ける恐れがあるので無理は禁物です。ルーフとフロントガラス、窓ガラスを最低限落とせればOKです。
ワイパーやウインドウ周辺の細かい部分の雪は熱すぎない程度のお湯で流すか解氷スプレーなどで落としていきます。
落とした雪は車の邪魔にならない場所に移動させましょう。車の前後とドア付近の雪をスコップで移動させます。特にマフラー付近の雪はしっかり取り除いてください。
雪下ろしにお湯を使いたくなるかもしれませんが、かけたお湯と雪が冷えると凍っていきます。硬い氷が車につくと取り除きづらくなりますし、路面凍結も起こりやすくなります。ブワッと一気に溶けそうなイメージですが、実際には一部分が少し溶けるだけで効率的ではありません。できる限り使用せず、使うとしてもドアノブやワイパーなどで局所的に使うようにしましょう。
積雪があった後は定期的に洗車することをおすすめします。降雪地域では路面凍結を防ぐために融雪剤が散布されます。この融雪剤に含まれる塩化カルシウムは金属を腐食させる性質があるため、車の金属部分にサビが発生する可能性があります。雪道や冬の高速道路を走った後は必ず洗車して融雪剤を落としましょう。足回りや下回りも付着しやすいので、高圧洗浄機を利用して入念に洗車してください。乗車頻度が高い場合は週に1回、少なくとも月に1回は洗車するようにしてください。
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